日高山脈―アポイ岳
アポイ岳
アポイ岳の定義・意味など
アポイ岳(アポイだけ)とは、北海道の最南端に近い襟裳岬の北西に位置する様似(さまに)郡様似町にある標高811mの小さな山をいう。
参考:藤岡 換太郎 『三つの石で地球がわかる』 講談社、2017年、47-48項。『コンサイス日本地名事典<第5版>』 三省堂、2007年、55頁。
地名の由来
地名の「アポイ」はアイヌ語「アペオイ」(火のあるところ)に由来する。
『コンサイス日本地名事典<第5版>』 三省堂、2007年、55頁。
アポイ岳の位置づけ・体系(上位概念等)
日高山脈
アポイ岳の特色・特徴
かんらん岩
先述したように地名の「アポイ」はアイヌ語「アペオイ」(火のあるところ)に由来するが、アポイ岳は火山由来の岩ではなく、ほぼすべてがかんらん岩(マントルを構成する緑色の岩石(火成岩)で日常で目にすることはほとんどない)でできているという珍しい山である。
かんらん岩は非常に不安定な岩石のため、地表に露出するとすぐに蛇紋岩(じゃもんがん)という岩石に変質する。
しかし、アポイ岳のかんらん岩はほとんど変質せずに地表に露出している。
こうした場所は世界でも珍しく、2015年にはユネスコ世界ジオパークにも認定されて「幌満かんらん岩」は世界的に知られるようになっている。
藤岡 換太郎 『三つの石で地球がわかる』 講談社、2017年、49-50項。
アポイ岳の交通
日高本線
以前は日高本線の終点、様似駅の東8kmにあったが、2021年に廃駅となった。
参考:『コンサイス日本地名事典<第5版>』 三省堂、2007年、55頁。
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