穀物―分類―小麦
小麦とは 【wheat】
小麦の定義・意味など
小麦(こむぎ)とは、イネ科の植物(穀物)である麦の一種で、畑に作る一年草をいう。
参考:『地理用語集』 山川出版社、1996年、124頁。三省堂 『新明解国語辞典 第七版』
小麦の目的・役割・意義・機能・作用など
主食としての穀物
主食としての穀物の栽培は小麦から始まった。
なお、穀物栽培の開始とともに、人類の人口の爆発的増加が始まる。
夏井睦 『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』 光文社新書、2013年、276項。
現在、小麦の種子・実をすりつぶして粉にした(製粉した)小麦粉は、パン類、うどん・ラーメン・パスタ・マカロニ等の麺類といった主食やビスケット・ケーキといったお菓子類などの原料・材料となっている。
灌漑
灌漑農業は小麦の栽培から始まった。
参考:夏井睦 『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』 光文社新書、2013年、303-304項。
なお、小麦の灌漑農業は人類史上最大の革命の一つであり、ごく短い時間で世界各地に広まった。
参考:同上 276頁。
小麦の位置づけ・体系(上位概念等)
穀物
小麦はイネ科の穀物である麦の一種である。
穀物には、稲(米)・麦類・トウモロコシ等のイネ科植物のほか、豆類、ソバなどがある。
なかでも、稲・小麦・トウモロコシは世界の三大穀物と呼ばれている。
- イネ科
- 主穀(しゅこく)…イネ科のうち、主食である稲(米)・麦類(小麦・大麦・ライ麦)・トウモロコシ
- 雑穀(ざっこく)…イネ科のうち、主食ではない粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)
- マメ科
- タデ科…ソバ
- 擬穀(ぎこく)…ソバ
小麦のメリット
日本における小麦
貿易
輸入
日本で消費される小麦の大半は外国産である。
安定して供給するために、政府が買い入れて製粉会社に売っている。
小麦の歴史・沿革・由来・起源・経緯など
原産地
小麦の原産地はエジプトからメソポタミアにかけての「肥沃な三日月地帯」である。
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