技術―ダム
ダムとは
ダムの定義・意味・意義
ダムとは、治水・利水・水力発電などを目的として、水をためるために、河川や渓谷などを横切ってつくられた公共施設をいいます。
ダムの趣旨・目的・役割・機能
治水
そして、人口の大部分が沖積平野に集まっています。
しかし、沖積平野は、河川の流域または河川が流出する海岸周辺に広く分布する低地で、地形が急なため、洪水による災害が発生しやすい地形です。
そのため、洪水などの水害を防ぐための治水事業は昔から重要でした。
ダムによる洪水調整は、下流の河川の流量を低減させ、洪水被害を軽減するために、効果的な治水対策です。
利水
ダムによって、河川の流量が多いときに水を貯蔵しておくことで、水が不足しているときに、生活用水、工業用水、農業用水などを安定的に供給できるようになります。
水力発電
ダムは、エネルギー需要に対して、クリーンエネルギ-である水力発電を行います。
ダムの分類・種類
ダムは、次の2つの種類に分類されます。
- 専用ダム
- 多目的ダム
1.専用ダム
専用ダムとは、治水、利水、発電の一つだけ目的をもったダムをいいます。
治水だけを目的とするダムを治水ダム、利水だけを目的とするダムを利水ダム、発電だけを目的とするダムを水力発電ダムといいます。
2.多目的ダム
多目的ダムとは、治水、利水など複数の目的をもったダムをいいます。
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