平地
平地とは
平地の定義・意味・意義
平地(ひらち)とは、広辞苑によれば、「たいらな土地」と定義されています。
しかし、地理学では、学術用語・概念として、平野という言葉はよく使用されていますが、一般的には、平地という言葉は特別な学術用語としては使用されていないようです。
たとえば、『小学館 日本大百科全書』では、平地について、次のように記述されています。
平地
起伏の小さい平らな土地。平地ということばは厳密な科学用語ではなく、自然地理学では起伏が小さく低平な土地をとくに平野と称し…
ただし、平地は、平野の同義語として位置づけられている場合もあります。
たとえば、Wikipedia では、平野を定義している箇所で、次のように記述し、平地を平野の同義語として取り扱っています。
平野
平野(へいや)または平地(へいち)とは、山地に対して、低く平らな広い地形のことをさす地理用語である。山の中の平らな所は平野とは呼ばず、盆地、あるいは高原という。
さらに、また、平地は、平野、盆地、高原、台地などの総称として使用される場合もあります。
このうち、平野は、その成因から、浸食平野と堆積平野に大別されています。
そうすると、平野は、主として地殻運動から形成される盆地などとは区別された概念になります。
そのため、山地などに対する意味で、平野、盆地、高原、台地などを総称できる上位概念があると便利です。
そこで、本サイトでは、平野、盆地、高原、台地の総称という意味で、平地という言葉を使用することにします。
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