平地―高原―パミール高原
パミール高原とは
パミール高原の定義・意味など
パミール高原とは、中央アジア南東部の多数の山脈からなる高原をいう。
参考:平凡社 『世界大百科事典』
パミール高原の位置・場所
パミール高原の大半はタジキスタン領で、北端がキルギスタン領、東端が中国領、南端はアフガニスタン領・パキスタン領である。
平凡社 『世界大百科事典』。『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、313頁。
パミール高原の地形
世界の屋根
パミール高原は、ほぼ四角形の平均海抜5000mの大高原で、「世界の屋根」と言われる。
ここから多くの山脈が蜘蛛の巣さながらに四方八方へ分岐していて、それらの間に砂漠や高原などが横たわる。
『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、313頁。『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、747頁。護雅夫・岡田英弘編 『民族の世界史4 中央ユーラシアの世界』 山川出版社、1990年、まえがき。
東方
パミール高原の東方では、ヒマラヤ山脈と崑崙山脈とがチベット高原をいだく。
崑崙山脈と天山山脈との間にはタリム盆地(盆地床の大部分はタクラマカン砂漠)が広がる。
天山山脈とアルタイ山脈の間には三角形のジュンガル盆地(新疆ウイグル自治区北部の盆地)がある。
護雅夫・岡田英弘編 『民族の世界史4 中央ユーラシアの世界』 山川出版社、1990年、まえがき。『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、443頁。
西方
ヒンドゥークシュ山脈
パミール高原の西方にはヒンドゥークシュ山脈がある。
なお、ヒンドゥークシュ山脈の南が、イラン高原からアラビア半島、さらにアジアを越えて、アフリカのリビア、サハラ砂漠へと続く。
護雅夫・岡田英弘編 『民族の世界史4 中央ユーラシアの世界』 山川出版社、1990年、まえがき。
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