民族―ヨーロッパ―ゲルマン人―ノルマン人
ノルマン人とは
ノルマン人の定義・意味など
ノルマン人とは、「北の人」を意味し、スカンジナビア半島やユトランド半島を現住地とするゲルマン人の一派(北ゲルマン)をいう。
『世界史用語集』 山川出版社、2014年、90頁。『詳説 世界史』 山川出版、2019年、128頁。
ノルマン人の分類・種類
参考:『理解しやすい世界史B』 文英堂、1994年、13頁。
ノルマン人の役割・意義
第2次民族大移動
すぐれた造船・航海技術を用いた略奪行為により、ヴァイキングとしておそれられたノルマン人は8世紀後半から西欧・東欧に移住(移動・定住)し、11世紀までに各地で同化した。
ノルマン人の歴史
スカンジナビア半島、ユトランド半島で統一王権が形成された8世紀以降、この地の小首長らが住民を率いて南下し、交易と略奪を開始した。
『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、716頁。
ヴァイキングとしておそれられた彼らは、細長くて底の浅いヴァイキング船に乗り、河川をさかのぼって西欧・東欧の内陸深く侵入した。
西ヨーロッパ
ノルマンディー公国
ロロが率いる一派が北フランス(セーヌ川下流域)に上陸し、911年に征服地の領有を西ゲルマン系の西フランク王に認めさせ、ノルマンディー公国を建てた。
参考:『新詳 世界史B』 帝国書院、2021年、99頁。『詳説 世界史』 山川出版、2019年、128頁。
ノルマン朝
イングランドに成立していた西ゲルマン系のアングロ・サクソン王国もノルマン人の侵入に悩まされていた。
9世紀末にアルフレッド大王が一時これを撃退したが、1016年デーン人(デンマーク地方のノルマン人)の王クヌート(カヌート)に征服され、クヌートがイングランド王となった。
その後、アングロ・サクソン系の王家が復活したが、1066年ノルマンディー公ウィリアムが王位を主張して攻め込み(ノルマン・コンクェスト)、ウィリアム1世として即位しノルマン朝を建てた。
両シチリア王国
北フランスに上陸した一派からさらに分かれた一派は、12世紀前半、南イタリアとシチリア島に侵入し、両シチリア王国を建てた。
東ヨーロッパ
ノブゴロド国・キエフ公国
東ヨーロッパでもスウェーデン出身のリューリクを首領とするノルマン人の一派(ルーシ)がドニエプル川流域のスラブ人地域に進出して、9世紀にノヴゴロド国を、ついでキエフ公国を建て、これがロシア・ウクライナ・ベラルーシの起源となった。
参考:『詳説 世界史』 山川出版、2019年、129頁。キエフ公国/キエフ=ルーシ http://www.y-history.net/appendix/wh0601-125.html
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 3 ページ]
民族
民族―ヨーロッパ―ゲルマン人
民族―ヨーロッパ―ゲルマン人―ノルマン人
民族―ヨーロッパ―スラブ人
民族―ヨーロッパ―スラブ人―ロシア人
語族―ヨーロッパ―バルト語派
民族―ヨーロッパ―バルト語派―バルト人
民族―西アジア―イスラエル人(ユダヤ人・ヘブライ人)
民族―西アジア―イラン人
民族―西アジア―トルコ人
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ
- ホーム
系統地理
地形
地形―プレート
地形―陸地―大陸
地形―陸地―平地
地形―陸地―山地
地形―陸地―海岸
地形―陸地―その他
地形―海洋
地形―海洋―その他
地形―河川
植生
資源
資源―水資源
資源―食料資源
資源―食料資源―水産資源
資源―鉱産資源(地下資源)
資源―鉱産資源(地下資源)―鉱物資源
資源―鉱産資源(地下資源)―エネルギー資源
集落―村落と都市
交通
交通―陸上交通
交通―陸上交通―道路
交通―陸上交通―鉄道
交通―陸上交通―鉄道―交通機関―運搬具―列車
交通―陸上交通―鉄道―交通機関―路線
交通―水上交通
交通―その他の交通
通信
産業―農牧業―技術
産業―農牧業―作物
産業―農牧業―作物―穀物
産業―農牧業―作物―工芸作物
産業―工業―食品製造業
産業―その他―工芸
産業―経済指標
軍事
軍事―軍事力―海軍
環境―環境保全
民族
民族―語族